
暑い暑い8月。日中は人や車や音があふれるいつもの道も、早朝は驚くほど静か。犬の散歩やウォーキングに励む地元の人がゆるやかに行き交い、朝のひんやりとした空気が夏バテ気味の体に爽やかな心地よさを運んでくれます。
今回は報国寺の日曜坐禅会へ参加しますが、時間に余裕がある方はその前に鶴岡八幡宮へ。八月前半であれば源平池で蓮の花を見ることができるでしょう。明け方に開花し、お昼くらいからは萎み始める蓮の花。咲き始めて間もない花を見れたなら、それはまさに「三文の徳」。
集合時間の7時半までに到着するように報国寺へと向かいます。袴をお借りして着替えるのですが、袴は両横が開いて中が見えてしまうので、伸縮素材やゆったりしたパンツの上から袴を履くと良いですよ。初心者向けの坐禅会は本堂で行われ、警策と呼ばれる棒は使わず、礼儀作法も含めて丁寧に教えて下さるので、全く初めての方でも心配せずに参加できます。
坐禅で大切なのは「調身(姿勢を調える)」「調息(呼吸を調える)」「調心(心を調える)」。これらの基本を分かりやすくご指導いただきつつ、10〜20分程度の坐禅を3回組みます。もちろん、最初からは上手くは出来ません。足も痛くなりますし眠気も襲ってきますが、ていねいに呼吸をするのがこれほどまでに心地よいとは…!ゆっくりと数を数えながら、長く吐き出す息、自然に吸い込む息に意識を向けていると、外側へ向いていた心が徐々に自分の内側へと向きを変え始めるのに気づきます。そして、普段の自分の心がいかに波立っているかにも気づかされます。この気づきを持ち帰り、午後以降の自分の生活につなげて生かすことが大切なのだそうです。
【報国寺 日曜坐禅会】
日 時:毎週日曜・午前7時半〜10時半
参加費:志納(500円)
予 約:不要(10名以上は要連絡)
問い合わせ:0467-22-0762
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また、3度の坐禅の間には経行と呼ばれる歩く坐禅も行われ、1列になって竹の庭の1周するのですが、その際に目に映る竹が不思議なほど眩しく美しく感じられ、新鮮な感動を覚えます。
坐禅を終えた後の何とも言えない爽快感、体験した人だけが分かる充実感。すでに気温が高くなっているにも関わらず、頭の中はスッキリとして気持ちがいい!心なしかいつもより視線も高く、凛とした表情で颯爽と歩く自分がここにいる…。なるほど、涼しさは自分で感じ取るものだったんですね。
〜鎌倉ケーブルテレビ・チャンネルガイド2007年8月号掲載〜
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