鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第102号(2007年6月3日)

初夏に咲く花2「浄智寺」

     【雪堂美術館】

   前号からの続きです

   「東慶寺」から「浄智寺」に向かう鎌倉街道沿いに
   立つ「雪堂美術館」 台湾桧で造られたという立派な
   門を潜り少し奥まったところにありこじんまりとした
   落ち着いた雰囲気の美術館です
   喫茶スペースでやぐらのある庭園を見ながら抹茶を
   (菓子付き)頂き暫し休憩  庭園の中に入れて下
   さり親切にいろいろと説明して頂きました
   館内の明かりを消しガラス戸に映る庭の景色を外か
   ら見せて下さいましたがとても綺麗でしたよ 

   6月~7月の展示は
   「金子みすずの世界 山頭火の世界」展
   
  
  次に「浄智寺」を訪ねました

  総門前の紫陽花は満開までもう少しのようです
  総門の扁額に「寶所在近」(ほうしょざいきん)の
  文字が見えますね 宝はこの近くにあり?

  無学祖元の書によるものだそうですが簡単に
  言えば「本当の幸せは身近なところにありますよ」
  と言う意味だそうです  おじさんが無学でした

     【総門と紫陽花】

     【鐘楼門と紫陽花】

   

   参道の長い石段を上っていくと 時折木立の中から
 
   タイワンリスの「グェグェゲゲゲ」という泣き声が聞こ

   えてきます 可愛い姿に似合わない泣き声ですね

   紫陽花もあと少しで色づきそうです
  
  
  

  書院入口棟門前には色鮮やかなサツキが咲いています

  手前の山紫陽花は満開でした

     【棟門前のサツキ】

     【ヤマホタルブクロ】

   

   見事な紅紫色の「山蛍袋」


    やぶかげにほたる袋の花さきて

            白雲光る夏は来にけり

                 (田中俊子)
  


  

  二層の鐘楼門前の花壇には虫取り撫子・山紫陽花・

  雪ノ下などの花々が咲き誇っています

     【鐘楼門前にて】

     【ユキノシタ】

   
   ユキノシタ科  花言葉「切実な愛情」

     真白くも小さき蝶の形して

           夏来るとて雪ノ下咲く

                  (窪田空穂)

   *写真は何れも6月3日撮影したものです