鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第188号(2007年12月9日)

紅葉見 「明月院」 その3

   
   
   前号の続きです。

   後庭園を菖蒲池の方へ進むと、左手に竹垣があります。

   竹垣の周りに、数本ある紅葉した楓の中で、一本だけ

   (手前右手) 真っ赤に染まった楓が目を惹きます。

   ※ 以下の写真は12月9日撮影したものです。

   

   
  
  

 
  燃えるように情熱的な赤ですねぇ。

  ほかの楓とは別種のようですね。
   
   
   その足元のツツジの木には、落ち葉で花が咲いた

   ように見えました。

     いにしへを 恋ふる涙の 色に似て

         たもとに散るは もみぢなりけり

                     (西行法師)

  


  
  陽に映えて、色鮮やかに紅葉する楓。

   
   後庭園内には、二体のお地蔵さんが佇んでいます。

   赤地蔵

   赤の祈り 大地は歌う 春、夏、秋そして冬
   季節が過ぎ去る音が 聞こえますか。
   自身の体を流れる 命の赤色 いのちの詩
   静かに じっと聞いてみよう。
   赤色の大地に 感謝の祈りを。
   



    

  青地蔵

  青は不思議な色 お地蔵の見上げている 空も青。
  遠くはるけき悠久の 時の色も青。
  青空の中に 見えますか。
  過去、現在そして 透明な美しい未来の 青が。

                   (案内板より)



     
     眼つむれば 今日の錦の 野山かな

                    (高浜虚子)


                       
                        おわり