鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第310号(2008年7月7日)

☆ 七夕祭神事 鶴岡八幡宮 ②

☆ いにしえ人の心に想いを馳せて…


前号からの続きです。

古式ゆかしき衣装を身に付けた神職の皆さんと巫女さんが舞殿に進みます。
宮司さんの祝詞のあと、神職の皆さんによる雅楽の音色が響く中、二人の巫女さんによって神楽が奉奏されました。
     
       神饌には古式に則り、ウリやナス、梨、桃などの季節の果物や食材などがお供えされていました。
       また、琴や琵琶などの楽器も手向けられてありました。
     
        舞殿の両側には、梶の葉を模った「梶の葉色紙」と短冊型の「絵馬」が奉納されていました。
        願い事を書いて五色の綱に結び、願い事が叶うように祈ります。
        おじさんも絵馬の方に願いを託してきました。 願い事は?「それは ヒ・ミ・ツ ですよー」
        いにしえ人は、七枚の梶の葉に和歌を書いて星に手向けると言う風習があったそうです。

☆ 七夕やいにしへびとは…

                        
                        七夕やいにしへびとは恋に痩せ  (樫尾佳子)

浴衣姿のお二人さん。御神籤を引かれていましたが、右側のお嬢さんは「エー!うっそー!!」ってお顔をされていましたが、どんな札を引かれたんでしょうねぇ。

☆ 天の川別れにむねのこがるれば…

               
                天の川別れにむねのこがるれば 帰さの舟は梶もとられず  (三宮)
 

☆ 七夕や星より先に…

                        
                        七夕や星より先に灯がともり  (井上和子)

      古都鎌倉 初夏の風物詩「七夕祭」 いにしえ人に想いを馳せた今宵でした。
                                                          おわり