鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第347号(2008年11月18日)

◆ 秋深し 荏柄天神社・鎌倉宮

◆ 明るさの銀杏黄葉を…

   【銀杏黄葉とブランコで遊ぶ子ども】

                       明るさの銀杏黄葉を夕景に  (稲畑汀子)

        前号からの続きです。 鶴岡八幡宮を後に再び金沢街道方面へ。
        西御門の頼朝の墓への手前にある白旗神社横の公園には見事に黄葉した銀杏の木があります。
        銀杏の木の下は黄色の絨毯が敷かれた様に枯葉で埋まっていましたね。
        4,5人の子ども達がブランコや枯葉を集めては撒き散らして遊んでいました。
        ※ 以下の写真は11月18日撮影したものです。 

   【白旗神社横公園の銀杏黄葉】

   【頼朝の墓への石段】

◆ 銀杏の落ちて汚せし…

   【銀杏の実・荏柄天神社】

                        銀杏の落ちて汚せし石畳  (小川凡水)

        大分日も翳って冷え込んで来たようです。 二階堂にある荏柄天神社を訪ねました。
        参道の石段より少し手前右側にある民家の櫨(はぜ)は真っ赤に染まっていました。
        門前の石段上には銀杏の実が無数に散らばっていて、落ちた実の間を縫って上らなければなり
        ませんでしたね。
        

   【櫨の紅葉】

   【絵馬と南天】

◆ 梔子の実にうつすらと…

   【三椏の莟】

   【クチナシの実】

                       
                       梔子の実にうつすらと日暮れかな  (小河信國)

         本殿横の三椏の莟は大分膨らんできたようです。
         絵筆塚の前にある梔子の木には黄赤色の実がいっぱい付いていました。
         梔子の実は染料用にもなり、お正月料理に欠かせない栗きんとんの着色にも使われますね。

   【鎌倉宮境内】

        
        最後に鎌倉宮の紅葉の様子を観に寄ってみましたが、見頃になるまではまだ少し先のようで
        したね。
        好天に恵まれた晩秋の一日、金沢街道界隈の深まり行く秋の景色を堪能できました。

                                                          おわり