鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第476号(2009年5月10日)

◇ 花の香りに誘われて 北鎌倉 / 円覚寺 (えんがくじ)

◇ 新緑が眩しい境内…

   【三門前にて】   

                        
                        忙しさも心の張りよ風は初夏  (稲畑汀子)

           前号からの続きです。
           松嶺院で山野草の花々を楽しんだ後、新緑が眩しい円覚寺境内を散策してみました。
           ※ 以下の写真は5月10日撮影したものです。

◇ 楓の実が青空に映えて…

   【 楓 の 実 】

   【居士林前にて】

        
         楓の若葉には、可愛い薄ピンク色の実が付き青空に映えています。
         花が終った後に、プロペラ状の実が付きますが、秋になると竹とんぼのように回転しながら
         舞い落ちますね。 正式には 「翼果(よくか)」 と呼ぶそうです。
        

◇ 赤花夕化粧咲く龍陰庵…

   【龍陰庵からの眺め】

   【赤花夕化粧】

        
           円覚寺を訪れると必ず上がってみる 「龍陰庵(りゅういんあん)」 ですが、円覚寺を訪れ
           る人が多い割には気付かないようですね。 居士林の庭の横に続く参道の正面に祠が
           ありますが、そこで行き止まりと思われるのでしょうか。 
           其処から更に石段を上がった高台に龍陰庵があります。  静かで心和むところですよ。
           小賀玉の花の香りが漂い、三寸あやめ、赤花夕化粧などの花が咲いています。
           境内の梅の木には、青い実がたわわに実っていましたね。
        

◇ なんじゃもんじゃの花が咲く仏殿裏庭…

   【なんじゃもんじゃの木】

   【唐風勅使門前にて】

        
          仏殿裏の法堂跡庭園には 「一葉タゴ (ひとつばたご)」  別名 「なんじゃもんじゃの木」 が
          真っ白い花を咲かせています。
          その横を修行僧の方たちが通り過ぎました。 広大な境内を掃除されているようです。
          これも修行の一環なのでしょうか。  「お疲れ様でございます!」

◇ ハクロウヤナギの新葉が綺麗です…

   【黄梅院前にて】

   【名も知らぬ一輪の雑草の花にも…】

   【 雪 ノ 下 】

   【ハクロウヤナギの新葉】

        
        境内最奥にある 「黄梅院(おうばいいん)」 の山門を潜ると 「ハクロウヤナギ」 の淡いピンク色の
        新芽 (葉) が爽やかな五月の風に揺れていました。
        正面に佇む 「聖観音堂」 は新緑に包まれていました。 
        爽やかな空気を胸一杯に吸って 「リフレッシュ!」して来ましたよ。

   【黄梅院境内】

   【色づく桑の実】