鎌倉好き集まれ!山田海人さんの鎌倉リポート・第11号(2005年5月30日)

ゴミの中に

史跡 和賀江島の清掃

 昨日はクリーンアップ鎌倉で多くの方々が清掃事業に参加
されていました。 史跡 和賀江島の清掃は少し早めの5月
8日に行われ、私たちも参加させて頂きました。
 潮が引いた和賀江島に多くのボランテイアの方々がプラス
チックゴミなど汗を流しながら回収していました。
 私たちビーチコーマーも参加し、作業の終わりにはこの
あたりで拾った中国の青磁、白磁、馬の歯など皆さんにみて
いただきました。

 海岸には拾っても拾ってもゴミなど流れ着きます。
特に最近目立つのは栄養ドリンクのビンですね。
そんなビンでも、たき火で溶けて変形したものもあって
そんなビンを人に見立てて、並べてみました。
恋人なのか 年寄りの夫婦なのか分かりませんが
何かストーリーが沸いてくるでしょうか?

浜で拾ったビンを人に見立ててみました

戦争時代のものでしょうか?


 中には変わったものも落ちていて、古そうなガラスにエン
ボスで大きく忠勇と書いてありました。丸いガラスの板に
忠勇の文字は何に使われたものでしょうか?
 お酢のメーカーに同じ名前がありますが、お酢を入れるも
のでもないようです。やはり戦争時代に使われたのでしょう
か。 このような文字のものを戦争に送り出す慰問袋に入れ
たのでしょうか?

 砂浜に打ちあがるものには、これは何だろうと思うものが
いくつもあります。
 これもその一つで魚の脊椎骨の最初の方の、つまり頭に近い
脊椎骨です。 骨の広がりはこんなデザインにもなるのかと
改めて自然の造形に関心させられます。

大きな魚の骨も打ちあがります