トップ鎌倉好き集まれ!山田海人さんトップ 第217号 


▲山田海人さんトップへ戻る

山田海人さんの鎌倉リポート No.217(2007年1月10日)



No.216
No.218



ロウバイのストラテジー


 正月に咲く数少ない花はソシンロウバイです。

 

 花はやや下向きに咲いています。

 その花などをよく観察すると・・・・



 実が残っていました。 この偽実の中に本物の実

 が数粒入っています。 どうして実がなったので

 しょうか? メスの花に花粉が運ばれてきたのです。

 でもこの時期、花粉を運ぶ昆虫はほとんど見ませんよね。

 花の奥にしっかりめしべが見えるのが

 雌花です。 探さないと見つからないほど

 少ないです。



 こちらは一杯咲いている雄花です。

 雌花は数十個に対し、雌花は1〜2個でしょうか?

 見つけまし冬のハチ! しっかり蜜を吸っています。

 そして花粉を付けています。 そうです。ロウバイは

 かぐわしい香りで少ない昆虫を誘っていたのです。

 ある時は雨宿りにも誘っているように中は濡れません。



 しばらくすると冬のハエも飛んできました。

 これもなかなか見かけませんが、きっと遠くから

 飛んできたのでしょう。花粉まみれで蜜を吸って
 
 いました。 こうしてロウバイは冬に良い匂いを

 放って子孫を残す戦略(ストラテジー)だったのです。
 
 


No.216
No.218