鎌倉好き集まれ!山田海人さんの鎌倉リポート・第218号(2007年1月12日)

冬の海の珍鳥

シロエリオオハム

鎌倉の浜辺には渡り鳥の餌となる海の生き物が多く

渡り鳥が”より路”をして羽を休めてくれている。

これは上空から見て「豊かな森のある浜辺」が

キーワードで飛んできてくれるのだ。
 シノリガモは潜って餌の生き物を捕ってくる。

 海底にはいろいろな生き物がいないと他の浜辺へ

 飛んで行ってしまうのだ。

シノリガモ♂♀

ホオジロガモ♀

 ホオジロガモも同様だ。

 豊かな森のある鎌倉の海は餌の生き物も

 豊かである。 これが渡り鳥に鎌倉の浜辺

 の魅力となって”より路”を誘っているのだ。
 脚の長いセイタカシギ、脚の長さだけ深場で

 餌が捕れるのだ。 こんなに人が多く住んでいる

 鎌倉の浜辺に集まる渡り鳥、鎌倉の豊かな森が

 守られているからこそ”より路”をしてくれるのだ。

 この渡り鳥のメッセージを受け止めてくれる人は

 鎌倉に何人いるのだろうか?

セイタカシギ

ヒメウ

 このヒメウをはじめ、もっともっと多くの

 渡り鳥に鎌倉の浜辺の豊かさをアピールして

 身体が休まり、安心して、いやされる”より路”

 をして頂きいものだ。


 (撮影者 池 英夫)