鎌倉好き集まれ!山田海人さんの鎌倉リポート・第358号(2008年4月21日)

ガラスビンの栓

 鎌倉の海辺で拾った奇妙なモノの

 一つがこの磁器製の栓である。

 拾った3個もそれぞれ変化がみられる。
 栓の孔は太い針金の取り付け口で

 針金のレバーを下げると閉って
 
 レバーを上げると栓が開くタイプ

 だ。4合ビン程度のガラスビンの

 栓になっていたものだ。
 昔のガラスビンを調べていて栓と

 気付いたのだが、この栓だけでは

 なかなか辿り付かなかったであろう。
 この栓をしていたガラスビンの口は

 ワインボトルのようなコルク栓の口

 と同じような構造である。

 ひょっとするとワインボトルの再利用

 のための栓かも知れない。
 磁器の栓にはコルク状のシール

 があるので気密性の高い栓で

 あったようだ。

 こうして手許にあるものから

 イメージを膨らませて無いものを

 見るのも楽しみの一つである。