鎌倉好き集まれ!山田海人さんの鎌倉リポート・第513号(2009年12月14日)

鎌倉のイチョウの実

 鎌倉ではいろいろなところで

 ギンナンが拾える。 茶碗蒸し

 などには欠かせないものだ。
 イチョウは鎌倉時代に日本に渡って

 きた木である。 和賀江嶋から青磁と

 ともに上がってきたのかもしれない。

 メスの木だけが実をつける。
 イチョウの実をよく見ると

 中に三角の実(左側)が

 混ざっている。これがメスの木

 になる種だ。
 ギンナンはほとんどがオスの実だ。

 1/20 か 1/30 がメスの実である。
 鎌倉の街路樹のイチョウは

 ほとんどがオスの木である。

 メスの木はギンナンが落ちる

 と臭いので嫌われているようだ。
 メスの実が発芽して大きく生長

 して実をつけるまで25年以上

 もかかるという。

 
 鎌倉時代にやってきたイチョウは

 鎌倉の町並みに合う樹木である。

 機会があったら三角のギンナン

 (メスの木になる)を探してみて

 ください。