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リポート |
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カメラマンKIDORIさんの鎌倉リポート No.27(2006年12月8日) |
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| 円覚寺「一歩奥へ」 |
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「山門を入ると、左右には大きな杉があつて、高く空を遮つているために、 路が急に暗くなつた。其陰気な空気に触れた時、宗助は世の中と寺の中と の区別を急に覚った。静かな境内の入口に立った彼は、始めて風邪を意識 する場合に似た一種の寒気を催した。」 (夏目漱石 門の一節より) 前号に続くが・・・ 改めてこの一節を読み返し情景を思い浮かべてみると「総門」の方がやはり この小説の舞台に相応しい気がする。 総門、三門、本堂と一列に並んだ禅宗特有の伽藍を過ぎ左手にそれると 「選仏場」「居士林」らの座禅堂が並んでいる。(画像は、居士林) 選仏場には、運慶派仏師による薬師如来像が安置されておりますが、私の 好きな仏像のひとつです。仏殿の宝冠釈迦如来坐像も大きくて迫力があり ますが、こちらの薬師如来像は厳しい顔つきと鋭い目で思わずゾクっとして しまいますね。 在家修行者の事を居士(こじ)と呼び、居士林はそのための座禅場の事です。 学生座禅会や一般参加の土日座禅会が開かれており一度は・・・と思いつつも なかなか踏ん切りがつかずにいる凡人でございます。 |
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こちらは、舎利殿山門前の紅葉です。 円覚寺境内全体的に、紅葉は、すでに終わりかけた感があり葉がちじれ 始めております。 今日は、金曜日で天気も曇り空、今にも降り出しそうな天気のせいもあり 円覚寺境内は人もまばらでしたね。 おかげでゆっくりと撮影に専念できました。曇の日の撮影は空を入れない のが基本です。極力、被写体で画面構成を埋め尽くすように構図を工夫し ます。晴天の日と違って強い影が出ずコントラストがやわらかくなるので 植物や建造物には良い条件だと思います。紅葉の撮影も逆光で葉を透かせ たような表現は出来ませんが色がしっかり出ますので画面構成を考えて 撮影されると良いと思います。望遠レンズの圧縮効果を利用してボリューム 感を出すのも良いと思います。 |
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さて、画像正面が、舎利殿(国宝)の建物です。 残念ながら公開日以外は山門越しに眺めるだけですが、その 重厚さや歴史感は十分に伝わってきます。 以前、宝物風入(11月初旬)の時に一度拝観した事がありま すが唐様式の建造物で特に屋根の反りが特徴的。同様に、 国宝指定の建造物として都内 東村山の「正福寺 地蔵堂」 と非常に良く似た特徴を持つ建物です。また、まだ行った事 は無いのですが山梨県山梨市の国宝「清白寺 仏殿」も非常 によく似た建物としてこの3つは大変興味深いです。 (昨年の宝物風入の様子) http://blogs.yahoo.co.jp/photofunman/15954932.html?p=3&pm=l (東村山 正福寺地蔵堂) http://blogs.yahoo.co.jp/photofunman/12290894.html?p=2&pm=l ) |
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こちらは、仏殿脇の坂道に沿っての紅葉の様子ですが、 紅葉ストリートと言った状態で大勢の方が歓声をあげてましたね。 画像は、赤い紅葉と黄色い銀杏の黄葉をバランスをとって撮影して おります。 かなり離れた位置から望遠レンズで撮影しておりますので圧縮効果で よりボリューム感がでています。鎌倉はほとんど三脚使用が許可されて おりませんが、ここ円覚寺は大丈夫(ただし他人に迷惑にならないよう 気をつけて)ですので今回は使用して撮影しております。 |
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舎利殿下の妙香池(みょうこうち)です。 実は円覚寺には2つの池が創建当時より姿を残しております が、もうひとつは総門前の白鷺池(びゃくろち)です。 えっ?と思われる方も多いと思われますが北鎌倉駅の線路脇、 踏み切りの外側にある池がそれです。 後から鉄道が入り境内が寸断されているんですね。さて、 この妙香池は自然の岩壁を景観に取り込んだ庭園として名高 く露出する大きな岩が「虎頭岩」です。 |
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その虎頭岩をなにげなく眺めておりましたら、 何かいますね! じーっと目をこらえて・・・「あっ カワセミ だ!」 鎌倉でカワセミ・・・・?なんとなく不釣合いですが、 間違いなくカワセミです。いや・・・そうだと思う。 (もし、違っていたらゴメンナサイ) 野鳥に関してまったくの素人ですので良くわかりませんが カワセミと言ったら山奥の渓流にいるイメージですね。 実際に「虎頭岩」の立て札の上にちょこんと座っているでは ありませんか。 |
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しばらく、様子を眺めていたかと思うと、いきなり 池へのダイブ! 良く見ると小魚を加えてあがってきます。 おおっ!カワセミのダイブの瞬間を見てしまった。(感動)! 興奮してカメラを構えカワセミを追っかけていると回りに人が集まって 来ました。それでもカワセミは逃げもせずダイブを繰り返します。 しばらく、ここが円覚寺の境内だと言うことも忘れカワセミのダイブ ショーの見物でみなさん大喜びでした。 どこからやってきたのでしょうね?このカワセミは。 と言うことで・・・ 今回は、画像もお話も一歩奥へと踏み込んだレポートでした。 |
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