鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第1345号(2014年7月21日)

◇ 石上神社例祭 御供流し ②

            前号からの続きです。 坂ノ下海岸での神事が終わると、皆さんでお神酒を戴いてから
            若者に担がれた神輿は、海上で待機している神職さんの船に乗せられます。
            世話役さんやお囃子連の3隻に分乗して海上渡御が行われます。 
            若者は船と並行して泳いで遥か沖合に向います。
             その昔、御霊神社の前浜 (由比ヶ浜) 沖合に大きな岩礁があり、多くの船が座礁し、
             人命が奪われました。 村人達はこの石を引き上げ、御霊神社の境内に 「海上安全
             豊漁」 の守護神として祀ったのが 「石上神社」 です。
             若者たちは、お供物に御幣をさしたものを手に捧げて、岩礁のあった沖合まで泳ぎ
             御供を流して、海上安全を祈る神事が 「御供流し」 です。
                                                          おしまい