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リポート |
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KIさんの鎌倉リポート No.23(2006年10月27日) |
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| 御神楽のリハーサル |
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10月9日は昨日に引き続き鎌倉の沿岸にいました。 逗子マリーナでサンセットを迎えるつもりで由比ガ浜あたりまで来ていたのですが,何やら雲行きが大変怪しい。午後5時過ぎには厚い灰色の雲がすっぽりと空を覆ってしまいました。 材木座&逗子マリーナの夕日を断念して,急遽,鶴岡八幡宮へと向かいました。 滑川の河口あたりから大通りを内陸へとさかのぼってひたすら歩くこと30分。一の鳥居・段葛を経て八幡宮の正殿に到着したのは午後6時。すでにあたりは暗くなっているころでした。 正殿前の社務所はすでに電灯が落ちて人の気配もありません。 いつもならこの時間帯,窓の閉まった社務所で巫女さんたちがせっせと後片付けをしているところなのですが・・・ それに何やら神職さんや巫女さんが慌しく石階段を下りていきます。 いつものパターンと違うし何か様子が変だぞ・・・ と思っていた矢先,その理由がはっきりしました。 |
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天候には恵まれないし今日はついてないなと思いきや,階段の下のほうから声高に祝詞を唱える声が・・・ 不思議に思って階段を足早に下りてみると,舞殿のすぐ横で神主(宮司?)さんらしき人を先頭に30人ばかりが神事を執り行っていました。正装じゃない人も居たので本番ではなくどうやら練習のようです。 これは面白い,せっかくだからじっくり見物していきましょーねー♪ |
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祝詞が終わると,お次は管弦,そして舞の奉納へと続いていきました。 演目は初めから,管弦の奉奏,巫女さんの舞い(榊を手に舞います),神職の供物奉納と続きます。また,工事用の標識をかがり火に見立てているようです。若干異なる点もありますが,見た限りでは毎年12月中旬に行われる「御鎮座記念祭」とほぼ同様な内容のようでした。 自分,実は昨年12月の「御鎮座記念祭」を見学しました。ライトがすべて落とされかがり火だけの境内で行われる管弦や舞いは大変幻想的だったのですが,なんせ見物人が多い。ぎゅうぎゅう詰めの押し合いへし合いとまでは全然いかないまでもゆったりと落ち着いて鑑賞という感じではなかったです。 リハーサルなので当然かがり火はなく,途中で中断して打ち合わせなども入るのですが,それでも静寂な境内で行われる神楽(の練習)は十分に厳粛な雰囲気を味わえました。むしろ見物人が殆ど居ない中で,落ち着いて撮影しながらゆったりと鑑賞できました。人ごみが大の苦手な自分にとっては本番よりもずっと神楽の雰囲気を味わえたかもしれません。 神楽の練習なんてそうそう簡単に見られないですよね。 |
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さて,先ほどの神職の供物奉納の儀式が終わった後は,管弦を1曲挟んで,また巫女さんによる舞いの奉納。今度は短剣のような飾り物を片手に舞います。「宮人の舞(宮人の曲)」です。複数人数で,笛と琴の音色とともに厳粛に優雅に舞います。 続いては,「人長の舞」。先に供物奉納の儀式を行った神職さんいよる一人舞い。こちらも厳粛な感じですが,歯切れのよい凛々しい振り付けが印象的でした。 このあたりの演目は御鎮座記念祭とまったく同じですね。 後日,少し調べましたが,この類の神楽は,「神迎え・神遊び・神送り」の形式をとるのだそうですね。祝詞と管弦で神様をお迎えし,供物と舞いで神様をもてなし,そしてまた帰っていく神様を別の舞いで見送る,といったところでしょうか。 リハーサルの神楽でも神様はお渡りになるのでしょうかね? |
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午後8時をやや過ぎるころ,神楽のリハーサルが終了しました。 終了後,尋ねてみたところ,10月15日に奈良東大寺の儀式に招聘され,当日奉納する「御神楽(みかぐら)」のリハーサルだと教えていただきました。部分的に食い違うところはあるけれど,やはり御鎮座記念祭の内容とほぼ同じだとのことでした。 鶴岡八幡宮の方いわく,「人目に触れるところで神楽の練習することは基本的にありません。今回のように野外で練習することは大変珍しいことです。」と。 もしかすると,またとない貴重な体験だったのかもしれません。 海に沈む夕日は見損ねましたが,今回ばかりは災い転じて,思いがけない福に巡り合わさせていただきました。 古都鎌倉の奥深い一面に触れたような秋の夜長,何となく嬉しいような有難いような気持ちとともに鎌倉の街を後にしました。 ps. リハーサルの神楽だったとはいえ,このレポートを見られた方々にも神様の御利益が行き渡りますように(^^) |
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