トップ鎌倉好き集まれ!春風裕さんトップ 第21号 


▲春風裕さんトップへ戻る

春風裕さんの鎌倉リポート No.21(2009年8月23日)



No.20
No.22



夏の終わりの東慶寺



山門


鐘楼

 東慶寺と言うと、僕にとっては、この山門前の石段が良いのです。これからあの門をくぐると、どんな花が咲いているのだろう、そう思うと何だかわくわくしてきます。紫陽花の頃は、この石段脇から紫陽花に出会えるのですが、それ以外の時期は門をくぐった後を想像して、わくわくしながらこの石段を上ります。
 そして、門をくぐるとすぐにこの鐘楼が左手に見えます。早春には梅の花が咲いているのでしょうが、今から来年の春が楽しみになってきます。



境内


オミナエシ

 東慶寺の境内は、どちらかと言うと奥へ深くなっています。写真の小路を奥へ歩くと、その両脇にいろんな建物があり、更に奥にはお墓があります。オミナエシの花は、かなり長い間咲いているんだなと、思いました。写真を撮るのは、これで3回目くらいではないかと思います。まだ咲いていてくれたんだ、という感じです。



オミナエシ


抜け殻

 オミナエシの花に何だか変なものがくっついていました。蝉の抜け殻です。トリミングして大きくすると、こんな感じです。そろそろ夏も終わりに近づいていることを感じます。そんな時期に蝉の抜け殻を見つけると、何だか夏の名残のような気がして、ちょっと感傷的な気持ちになったりします。



本堂


本堂

 境内の小路を歩き、右に入ったところに本堂があります。この本堂も、大好きです。東慶寺は決して大きくなくて、こじんまりとしたお寺なんですが、この本堂が象徴している気がします。大き過ぎず、ちょうど良い大きさのような気がします。大寺院も良いですが、鎌倉では、こういう小さなお寺が魅力的なのだと思います。



仏像


仏像

 東慶寺の庭には、こんな仏像があります。左の仏像は、境内へ続く小路をまっすぐに歩いて行くと出迎えてくれる仏像です。季節の花が供えられていて、背景にはいつも何か花が咲いています。その時々に、供えられた花や後ろの庭に咲く花が、季節の移り変わりを示していますが、どんなに季節が変わろうとも、この仏様はいつも同じやわからな顔で出迎えてくれるのです。
 もうひとつは、少し奥へ行ったところの竹林脇にある仏像です。更に優しい顔で出迎えてくれます。東慶寺の仏像は、特にやさしい顔をしている気がします。仏像の前で、手を合わせているだけで、心が癒される感じがします。



石仏


ミズヒキ

 境内奥のイワタバコが群生している崖にも、石仏があります。とても小さな石仏です。ここにも季節の花が、さりげなく供えられています。今日はオミナエシの花が供えられていました。訪れる度に、この小さくて可愛い石仏の写真を撮るのですが、そのうちこの石仏の写真だけを並べてみると、季節の移り変わりを実感するに違いありません。この石仏の顔も、とてもやさしい顔なのです。



ホトトギス


ヤブラン

 東慶寺には、いつもいろんな花が咲いています。少しだけ間隔を開けて訪れているせいか、同じ花が咲いていることもありますが、常に新しい花に出会えます。そろそろ夏も終わりかなと思える頃、出会えるのがこのホトトギスかも知れません。ミズヒキの花も夏から秋にかけて見かける花です。特に鎌倉では、いろんなところで出会えます。
 次に訪れるのは、季節が秋に変わった頃になるでしょう。どんな花に出会えるか、今からとても楽しみです。


No.20
No.22