鎌倉好き集まれ!春風裕さんの鎌倉リポート・第34号(2009年10月4日)

東慶寺~秋の花

東慶寺はいつも新鮮

総門

花畑と仏像

 どんな花が咲いているか、行ってみようと思いつつ、なかなか行けなかった東慶寺にやっと行けました。総門をくぐって、拝観料100円を納めて、境内に入ります。まずは、鐘楼や総門脇の庭に咲く花をチェックするのですが、その後は境内の突き当たりのようなところにある仏像の背景をチェックします。期待どおり、花盛りの様子が遠目に見えました。

必ず挨拶する仏像と石仏

仏像と花畑

イワタバコ群生地の石仏

 東慶寺に立ち寄ると、まずは花畑をバックにしている仏像に挨拶します。いつも季節の花が供えられていますが、その後ろの花畑が見事です。この時期は、背の高い紫苑の花や大毛蓼(オオケタデ)が目立っていました。境内奥のイワタバコが群生している崖には小さな石仏があり、必ず挨拶に行くところです。

東慶寺秋の花

紫苑と大毛蓼

シュウメイギク

シュウメイギク

シュウメイギク

 シュウメイギクは、いろいろ種類があるようです。ピンク色のものと、真っ白なもの。東慶寺で初めて見ましたが、濃い赤の八重咲きのものがありました。鎌倉の沢山のお寺に必ず咲いているような気がするのが、シュウメイギクです。

コスモス

ワレモコウ

フジバカマと蝶

ホトトギス

 どの花も鎌倉では、ポピュラーな花のような気がします。フジバカマの花には蝶々がとまっていました。ホトトギスは、変わった花だと思うのですが、鎌倉のあちこちのお寺で見かける花です。ワレモコウも秋を代表する花です。色合いが大好きです。

何度行っても飽きない東慶寺

苔の屋根

本堂

 東慶寺は、それほど広大なお寺ではないのですが、何度行っても飽きません。四季折々に違った顔を見せてくれるからでしょうし、雰囲気の良い大好きなお寺だから、飽きないのでしょう。東慶寺に立ち寄る一番の楽しみは、やはり花です。その時々に咲く花の写真を載せた「東慶寺花便り」を集めるのも、楽しみになってきました。さて、次に訪れる時には、どんなふうに変わっているのか、とても楽しみです。