トップ鎌倉好き集まれ!春風裕さんトップ 第73号 


▲春風裕さんトップへ戻る

春風裕さんの鎌倉リポート No.73(2011年12月17日)



No.72
No.74



冬の光則寺



行時山光則寺門前
光則寺の山門前の、この風景が大好きです。

右側に山号の行時山の石碑があり、左側に寺号の光則寺の石碑があります。光則寺は、元々は宿谷行時の屋敷で、日蓮の弟子の日朗が捕らえられた時に預かったのが宿谷行時です。日朗が捕らえられていた土牢がこのお寺の裏山にあります。日朗は、その後許されて、このお寺を開山しました。宿谷行時の子光則が屋敷を寺としたので、寺号は光則寺となったのです。

中央に見える朱塗りの山門まで続く道の両側には、民家や幼稚園があります。春早い時期には、梅の花が咲き、しばらくすると桜の花が咲きます。

光則寺は長谷寺の北隣にある小さなお寺です。長谷寺の参道は、いつも賑わっていますが、すぐ側のこの辺りはとても静かです。今日も長谷寺には立ち寄らず、光則寺に行って来ました。

このお寺が一番賑わうのは、4月上旬頃の海棠の花が咲く頃です。本堂の前にある樹齢約200年の海棠の木は、見事な花を咲かせます。鬼が笑うかも知れませんが、今からその頃を楽しみにしています。



朱塗りの山門


本堂




海棠の木


海棠の実

この木が、樹齢約200年の海棠(カイドウ)です。4月上旬に紅い蕾が膨らみ、ピンク色の可愛い花を咲かせます。鎌倉のあちこちで海棠を見かけますが、これほど大きな木は、いくつもありません。

光則寺以外だと、海蔵寺や妙本寺が立派な木があるお寺です。それぞれのお寺が少し離れているので、海棠の花の季節に三カ所とも回るのは、結構大変です。



紅葉と土牢へ続く路


池の畔の楓

鎌倉の紅葉も、そろそろ終わりかけています。今年の紅葉は、色があまり綺麗じゃありません。気候のせいなのでしょうか、光則寺の紅葉も紅くなり損ねた感じでした。山門を入ってすぐ右手の土牢へと続く小路の脇にある大きな葉っぱの楓だけが、鮮やかな紅い色をしていました。



椿


ミヤコワスレ

光則寺は、花のお寺です。今の時期は花も少なく、椿の花が咲いていたり、秋の花が咲き残っていたりするだけですが、四季折々いろんな花を見ることができます。

山門の真ん中に入山料を入れる賽銭箱のようなものがあり、そこにこのお寺の縁起と庭に咲く無数の花や木々の名前を書いたものが置かれています。手作りの花の名前を書いた紙を見ると、このお寺に咲く花が多いことに驚きます。長谷寺に出かけたついでに、光則寺にちょっと寄り道をするのも、良いと思います。

鎌倉リポートを書くのは、1年半振りです。時々鎌倉には出かけていましたが、リポートを書くのはほんとうに久しぶりです。これからは、ペースはゆっくりですが、鎌倉に出かけた度に書いてみようと思っています。


No.72
No.74