鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第133号(2007年9月9日)

甘縄神明社例大祭・神輿渡御(1)

   
   今回は鎌倉最古の神社と言われる「甘縄神社」正式には

   「甘縄神明社」例大祭の一日を追ってみました

   朝から蒸し暑く曇天模様でしたが雨が降らないことを祈

   って長谷の町へ 由比ガ浜通りの神社への参道入口では

   小若神輿と一番さん(一番神輿)の飾り付けが行われて

   いました 

   
 
 参道両側にはカラフルな堤燈の列がつづきます

 「鎌倉の み越の崎の 石崩の

     君が悔ゆべき 心は持たじ」の歌碑が建つ

 境内では二番さんの担ぎ棒(四本)の取り付けが行

 われていました

 
   

   手前にあるのは屋根の頂点に付けられる大鳥「鳳凰」

   前面は麒麟、後ろは鹿、頸は蛇、背は亀、顎(あご)

   は燕、嘴(くちばし)は鶏、尾は魚に似た姿形をした

   想像上の瑞鳥(めでたい鳥)だそうです

   雄を「鳳」雌を「凰」というそうです
 
 
 担ぎ棒の取り付けが済むと朱色の化粧綱・鳳凰・駒札

 などの取り付けが行われます この頃には人員も増え

 てきたようです


   
   参道入口の山車上ではお囃子が祭りを盛り上げます

   真ん中の女性の方は指に肉刺(まめ)が出来ていて

   痛そうでしたょ 大分練習したんでしょうね
   

 
 化粧綱(連綱・鈴縄とも)も締められ鈴などの飾り物が

 取り付けられます

 各部の名称については色々と教えていただきました 



 
   二番さんの飾り付けも済みこの後神事が執り行われます

   担ぎ棒の内側2本を 「親棒」 外側2本を 「脇棒」 といい

   棒の先は花 (ハナ) 所によっては鼻・先とも言うそうで

   すが神輿の担ぎ手の人たちは この 「ハナ」 を担ぐのが

   憧れなんだそうです          
                       つづく