鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第251号(2008年3月30日)

◆ 花の香りに誘われて さくら巡り 「報国寺」ほか 

◆ 雪ノ下界隈

◆ 清泉小学校横の桜並木

    花の色もほのかに老木桜かな (村上鬼城)

  
  前号からの続きです。
  鶴岡八幡宮の神苑ぼたん庭園にて、源氏池の水面に映る満開の桜を堪能しました。
  次に鎌倉宮に向かいました。途中、雪ノ下界隈には古木の桜並木があり、人混みを避けてのんびり散策しながら桜を
  愛でるには格好のスポットです。

  ※ 以下の写真は3月30日撮影したものです。

◆ 二階堂界隈

◆ 枝垂れ桃 二階堂付近にて

◆ 黄梅(おうばい) 二階堂付近にて

  
  二階堂付近で見事な紅白咲き分けの「枝垂れ桃」に出遭いました。

  同じく色鮮やかに咲く 「黄梅」 モクセイ科 別名「迎春花」      迎春花の花咲く賤が垣根かな  (陽春)
    

◆ 鎌倉宮(大塔宮)

◆ 三葉躑躅 鎌倉宮にて

◆ 本殿前の桜 鎌倉宮にて

  
  「鎌倉宮」の太平殿前に咲く「三葉躑躅」 シンボルの「鬼頭」が花を眺めているようにも見えますね。
  

◆ 花の競演 報国寺

◆ 本堂前の桜

◆ 三葉躑躅と桜の競演

  
  次に金沢街道浄明寺の”竹の寺”「報国寺」を訪ねました。
  山門を潜って本堂前に差し掛かると、満開の桜と色鮮やかな薄紫色の「三葉躑躅」が目に飛び込んできました。

◆ 三葉躑躅

◆ 迦葉堂前の桜

         
         春をへて花のさかりにあひきつつ 思ひ出多き我が身なりけり  (西 行)
       

◆ 迦葉堂前の桜

◆ 茅葺屋根の鐘楼と桜

        
         花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに  (小野小町)

◆ 竹林と三椏

◆ 雪柳 華の橋袂にて

  
  孟宗竹が鬱蒼と生茂っていた竹林の庭は、間引きされていて何時もの風景とは違い一瞬戸惑いました。
  小径沿いにある竹は殆どが、記念にと名前などを刻んで行く様で見ていてガッカリしました。
  「この人たちは、何を見に来られたんでしょうか?」 心無い悪戯は止めましょうね。

  金沢街道沿いに流れる「滑川」に架かる「華の橋」袂には、見事な「雪柳」が咲いていました。

      輝るばかりたわわに匂ふ雪柳 君が門辺は寒からなくに  (北原白秋)