鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第436号(2009年3月26日)

◇ 花の香りに誘われて 円覚寺 (えんがくじ)

   【 唐風勅使門 】

  
                       今日も来て昨日とおなじ花の下  (毛利提河)

           前号の東慶寺と前後しましたが 「円覚寺」 の桜の様子を見に寄ってみました。
           ※ 以下の写真は3月26日撮影したものです。

   【 綻び始めた桜 】

   【 啄木鳥(きつつき) 】

                        
                       啄木鳥に無視されてゐる愉しさよ  (坂本宏子)

          桜の古木に一羽の 「小啄木鳥(こげら)」 でしょうか? 木の幹に丸い穴を開けていました。
          至近距離に逃げもせず一心不乱につついています。 虫でもいるのでしょうか。 
          それとも巣作りでしょうかね。

◇ 三椏の花真っ盛りの龍陰庵…

   【 三 椏 (紅) 】

        
        選仏場裏の高台にある 「龍陰庵 (りゅういんあん)」 庭の桜はやっと数輪咲き始めたばかりの
        ようでした。
        盛りは過ぎたようですが、薄紫色の 「玄海躑躅」 が咲いています。
        やぐらの近くには 「土佐水木」 や色鮮やかな「三椏」の花も咲いています。

   【 土佐水木 】

   【 玄海つつじ 】

◇ 満開の三椏 (黄) と竹林が美しい如意庵…

   【 三椏(黄)と竹林 】

        
          佛日庵向かいの 「如意庵(にょいあん)」 への石段脇には 「三椏(黄)」 の花が満開です。
          如意庵は拝観不可となっています。

◇ 青空に映える白木蓮の佛日庵…

   【 白 木 蓮 】

   【 林 生 梅 (りんしょうばい) 】   


                        木蓮の花ばかりなる空を見る  ( 漱 石 )

◇ 春山淡冶にして笑ふが如く…

   【弁天堂茶屋からの眺め】

        
      日が射すと暖かいものの、少し身体が冷えて来たようなので、久し振りに弁天堂茶屋の ”国宝” の
      福あま酒でも頂こうと長い石段を上ります。 何時もは途中で二度ばかり小休止するのですが、今日は
      一気に上れましたね。 数えたら123段程ありました。 (国宝は洪鐘(おおがね)ですよー)
      茶屋からは正面に東慶寺の参道や本堂、境内の桜や花を愛でる人などを見渡すことが出来ます。
      また背後の山には山桜も咲き春の訪れを実感出来ます。

                        この頃に一度来る雪山笑ふ  (遠入たつみ)

                                                             おしまい