鎌倉好き集まれ!十六夜さんの鎌倉リポート・第50号(2010年10月11日)

長興山 妙本寺

文応元年(1260)創建、開山は日蓮。鎌倉時代初期の御家人だった比企一族の邸宅跡で、開基は比企能員の子能本(よしもと)と伝えられています。(一号・十二号でリポート済み)

万葉集研究遺跡

祖師堂の左墓地入り口階段下に史跡碑がありました。 碑文 [此地は比企谷新釈迦堂 将軍頼家の女(むすめ)にて将軍頼経の室なる竹御所(たけのごしょ)夫人の廟(びょう)のありし処にて 当堂の供僧なる権律師(ごんのりっし)仙覚が万葉集研究の偉業を遂げしは実に其僧坊なり 今夫人の墓標として大石を置けるは まさに堂の須弥壇の直下に当たれり]

山門工事中

久しぶりに妙本寺さん訪れました。昔は夷堂橋を渡ったあたりから参道だったでしょうか、境内に入ると悲しい過去が思いだされます。頼家に嫁した若狭局・比企一族・六歳で落命した一幡・竹御所の死去など悲しい事ばかりです。

山門の工事期間は平成二十三年九月三十日迄と表示されていました。