鎌倉好き集まれ!山田海人さんの鎌倉リポート・第53号(2005年11月1日)

ビンはどこから来たのか

  鎌倉の海岸に打ちあがる小さなガラスビンはどこから

 来たのでしょうか?

  これまでのビーチコーミングの経験から云いますと

 鎌倉で使われていたガラスビンが大雨などで流され

 滑川から海へ出たものが、うねりなどで戻された

 ものです。 コバルトブルーのビンは明治のものです。

  
 細くて小さいガラスビンには、クスリなど少量で

高価なものが入れられていました。

 ビンも高級なものでエンボス(凹凸)で模様が

描かれています。
 これらの古いガラスビンは、気泡が入っていたり

形が左右対称でなかったり、何か素朴で人の肌を

感じます。
 これには”納言”と書かれています。

高価なクスリとか白髪染めでも入っていたのでしょう。

小さいがゆえに割れずに浜辺に打ちあがっていました。
  この褐色のガラスビンは四角いビンで

 古いビンの特徴として、スクリューキャップでは

 なく、コルクのようなストッパー(蓋)がされて

 いました。 鎌倉の砂浜にはいろいろなガラスビンが

 打ちあがります。なかには貴重なビンも多くあります。

 みなさんも古いビンを拾ってみませんか?