鎌倉好き集まれ!poko fukuokaさんの鎌倉リポート・第36号(2006年10月25日)

GPSを持って鎌倉を歩く 百八やぐら 他

百八やぐら
覚園寺口から登って天園へ向かう途中に見えるやぐら
09:53:56
北緯35°20′0.5″
東経139°33′49.70″
カシミールの1/25000に合わせると実際より西の位置になった

最近 SONYのGPS-CS1Kを買いました。
これは、GPSを使うユニークな端末です。
普通GPSと言うとカーナビで使っているような、道案内のための機材ですが、これは持ち歩いても道案内の役にはたちません、ひたすらGPS情報を蓄積する端末です。
この蓄積したデーターを何に使うと言うと、一緒に持ち歩いたデジカメの撮影したデータにPCで処理する事で位置情報を追加するよになっています。
SONYのデジカメのアクセサリーとして販売されているのですが、他のメーカーのデジカメでも使えます。
そんな物 役にたたないよ言われる方も多いと思います。
たとえば、鶴ヶ岡八幡宮の三の鳥居の位置が
北緯35°19′25.99″
東経139°33′17.44′
などと言っても そうですかで終わると思います。
でも ガイドブックに載っていないようなマイナーな場所を、あらためて訪ねる場合は、これらの情報はたよりになります。
GPS-CS1Kは付属のソフトで地図上に写した場所に写真を貼り付けたりもできます。

百八やぐら 
やぐら群のなかで東側にある大きいやぐら
10:20:38
北緯35°20′0.510゛
東経139°33′52.80′

 心配なのは、建物、地形、樹木なので測定できない場合もあること。
最初に行く場所はどこにしようかと色々迷ったのですが、木とか地形で測定不可能になるかもしれない場所して、10月21日に百八やぐらに行く事にしました。

 百八やぐらは、天園のハイキングコースの尾根のすぐ下にあります。
取扱説明書ではアルカリ電池で10時間となってますので、家出る時にスイッチを入れ、そのままの状態で行く事にしました。

 途中電車やバスの中は測定不可能とも思われたのですが、窓の近くに置くとなんとか測定をしてるようです。
百八やぐらの、後は この日公開していた吉屋信子記念館へ、最後にバスでハイランドへ行き、ちょっと歩いてパノラマ台から夕日の撮影をしました。

結果しては思っていたより測定不可能にならずに測定できました。
でも多少誤差は出ますね。



///用語解説 その他補足///

●カシミール
 地形図を楽しむフリーソフトです。

●1/25000
 カシミールで1/25000地形図表示にしている事を表しています。

●GPS-CS1Kの電池持続時間
 電池は単3アルカリかニッケル水素充電地を使います。
今回 東芝製アルカリ電池を使いましたSONYの電池が信用できなかった訳ではありません 安かったので東芝を使いました。
9時間連続で使い気がつかない時に電池がきれると困るので交換しました。

●カメラ
 オリンパスE300を使用GPS-CS1KはSONYの製品で、他のメーカーのデジカメ使えますが、サポートはしていません今回 オリンパスのデジタルカメラ用ソフト オリンパススタジオで、緯度経度が表示されなかったりしましたが、他は問題なく使用できました。


寸松堂
昭和11年に建てられた鎌倉彫りの お店
12:38:32
北緯35゜18′50″
東経139°32′35.70″
カシミールの1/25000に合わせると実際より、わずかに西北の位置になった

クリームみつまめの隣にあるのが、GPS-CS1K
14:27:50
北緯35°19′0.720″
東経139°33′2.6″
カシミールの1/25000に合わせると実際より50m西の位置になった
この店に居たときGPS-CS1Kは、測位準備中のままで、測位できかったが、前後の測位で場所を推定したために、この誤差が生まれたのだと思う。

パノラマ台
16:30:24
北緯35°18′39.30″
東経139°34′0.280′
残念ながらこの後、太陽は雲で見えなくなりました。
カシミールの1/25000に合わせるとピッタリ、やはり見通しの良い場所では正確だ。