鎌倉好き集まれ!春風裕さんの鎌倉リポート・第6号(2009年7月20日)

鎌倉最古の杉本寺をたずねて

天台宗大蔵山杉本寺

入り口

石段

 まだ一度も行ったことが無い杉本寺を訪れました。鶴岡八幡宮前を通る金沢街道沿いに東方向へ歩いて行くと、約25分ほどで杉本寺に行けます。車通りの少ない道を選ぶなら、荏柄天神社や鎌倉宮を覗きながら、歩いて行くのが良いと思います。
 杉本寺は高台に位置しており、石段を登って行くと仁王門があり、その奥に本堂があります。

仁王門と仁王像

仁王門奥の苔の石段

 石段の先の仁王門をくぐっても、更にその先に石段があります。緑の苔で覆われた石段は、立ち入り禁止となっていて、左脇の別の石段を登って行くと、本堂に出ます。
 鎌倉最古のお寺だという先入観があるせいかも知れませんが、見る物全てが古めかしく感じます。杉本寺の建立は、734年ですが、もちろん建物は再建されたものです。

本堂

杉本寺からの眺め

 石段の両脇や本堂周辺にある幟に書かれているように、杉本寺の本尊は、十一面観音です。バス停の名前も幟に書かれているのも、「杉本観音」になっています。境内には目に付く花もありません。目に付いたのは、苔むした石段くらいでしょうか。
 高台にあるので、眺めはどんなだろうと思いましたが、写真のような感じで、特別な景色でも無さそうでした。

石灯籠

仁王門と幟

 境内にあった石灯籠は、いかにも古めかしいもので、印象的でした。仁王門もかなり古そうな印象を受けました。大きなお寺ではなく、拝観客も少数でした。僕の前にふたりと、僕が帰る時にふたり見かけただけで、ひっそりとしていました。

杉本寺周辺

釈迦堂切通付近

荏柄天神社鳥居

 杉本寺近くで、釈迦堂切通の看板を目にしたので、近くまで行ってみました。どうやら崖崩れで通行止めになっているようで、近くまで行くと何だか寂しい感じの場所だったので、写真の場所より先に進むのを断念しました。
 金沢街道を引き返してしばらく歩くと、荏柄天神社の鳥居が見えてきます。こんな場所に鳥居があり、参道が続いているなんて、実は知りませんでした。ちょっとした発見でした。

今日の鶴岡八幡宮源平池

平家池

源氏池の蓮の花

 今朝の鶴岡八幡宮の蓮の状況です。少し花が目立ってきましたが、まだまだ蕾は沢山あります。源氏池の島にある旗上弁財天社からは、こんなに大きな花の写真が間近から撮れました。見頃が近づいてきた感じです。