鎌倉好き集まれ!poko fukuokaさんの鎌倉リポート・第71号(2008年12月26日)

続 消えた遊園地

絵はがき「江ノ島 桟橋全景」

絵はがき「江ノ島 桟橋全景」の右上拡大

 以前 私のレーポートの「34 消えた遊園地」で、竜口園の事を書きました、竜口園の一部が、写っている絵はがきを手に入れましたので ご報告します。

 まず以前見つけた絵はがきついて、 題名は「江ノ島 桟橋全景」となっています。
スタンプが押して有って、元の持ち主の買った日?の日付が分かるのが楽しい「7.8.11鎌倉驛」となっている、昭和7年8月11日(1932)鎌倉駅で押したスタンプなのでしょう。
そのスタンプの上あたりに、不思議な物が写っている五重の塔みたいのが2つ、低い位置にあるのは、竜口寺の五重の塔だ、問題は山の上にあるもの。
この建物は、昭和初期に竜口園という遊園地が有った、その展望台です。
この絵はがきと同じものが江ノ島 展望灯台すぐ横の建物の中に郷土資料室みたいなスペースがあります、これもオリジナルでなく 絵はがきより複写引き延ばしをしたもののようだ。
他に江ノ島の中の片野写真館に古い写真が展示されている中にもの同じ、ものが有りました。
ここの ご主人の話によると現在 竜口園の写真はこの絵はがき以外は、どうも無いらしいと言う話でした。

絵はがき「(江の島名所)片瀬龍口寺」

2008年12月26日撮影を 上下トリミング

私が今回 見つけた絵はがきの題名は「(江の島名所)片瀬龍口寺」となっているだけですが、本堂の横 五重の塔の右上に、展望台らしいものが写っています。
五重の塔に較べてもかなり大きな物である事がわかります。
 12月26日に、できるだけ同じ位置と、絵はがきに写された、山門の影から同じ時刻と思われる時間に撮影してみました。
 カメラはOLYMPUS E-3 レンズ11-22mmで17mmで撮影、これは35mmカメラ換算34mmぐらいになります。画像を見比べると、私の撮った物の方が、本堂が、横長ですので、壁が有って、これ以上後ろから撮れませんが、それがなく、もう少し後ろからか、もしかしたら、壁の上から34mmレンズより、長めのレンズで撮られたと思います。

絵はがき「(江の島名所)片瀬龍口寺」の一部拡大

 この絵はがきの時代は、まだ、大型カメラの時代で35mmカメラは使われている可能性は低いです。
 ここに写っている展望台の有った場所が現在 どうなっているか見に行きましたが、この絵はがきでも、正確な位置はわかりませんが、どうも墓地の一部になってしまったようです。
もっと詳しい事が分かる、竜口園の絵はがきが、見つかるかもしれませんので、捜すのは続けるつもりです。